身延山久遠寺

シダレザクラと紅葉が彩る鎌倉時代創建の日蓮宗総本山

1281年に創建された、日蓮宗の総本山である。開山した日蓮は身延山をインドの霊鷲山に見立て、信仰の山とした。現在も多くの参拝者が訪れる、日蓮宗の聖地だ。日蓮が弟子とともに9年間暮らした草庵跡、三門や五重塔といった見どころが随所にある。桜と紅葉の名所としても有名。宿坊に泊まる、朝のお勤め体験が人気だ。

身延山久遠寺の見どころ

見どころ1：三門

日本三大門のひとつに数えられることもある、重厚感漂う門だ。金剛力士と十六羅漢を祀る。三門は「空」「無相」「無願」の三解脱を表しているという。

見どころ2：菩提梯

三門と本堂を結ぶ石段。「南無妙法蓮華経」の7文字にちなみ、全287段が7区画に分かれている。菩提梯の手前に、日朝上人お手植えの杉並木が茂る。

見どころ3：五重塔

初代の塔は1619年に落慶した。現在ある3代目の塔は2代目の焼失から134年後、2009年に再建。国産木材を使用し、初代の塔を復元している。

見どころ4：春の境内を彩るシダレザクラ

久遠寺周辺には数百本の桜が咲き、花見の名所でもある。境内では推定樹齢400年のシダレザクラを見られる。3月下旬から4月上旬にかけてが盛りだ。

見どころ5：祖師堂

「棲神閣」とも称される堂閣。江戸時代の鼠山感応寺の用材を使い、1881年に移築・再建した。日蓮聖人像を安置し、申し込めばご開帳が可能である。

身延山久遠寺の人気の時期は？

グラフは「身延山久遠寺」周辺の交通データやSNSでの言及回数を元に作成した、「身延山久遠寺」の年間の人気度を分かりやすく見える化したものだ。

これを見ても分かるとおり、「身延山久遠寺」は4月頃にピークとなり、春に訪れることが多い観光スポットだと分かる。旅行計画の参考にしてみてほしい。

身延山久遠寺の近くにあるスポット

身延山久遠寺を観光したら、身延山久遠寺から車で25分の場所にある「本栖湖」もついでに巡ってみよう。

本栖湖

富士五湖のうち最西端に位置し、もっとも深くて透明度が高い。春の花見、夏はウィンドサーフィン、秋の紅葉など季節ごとに楽しみがある。ワカサギやニジマス釣りといったフィッシングが盛んだ。なかでも春と秋のヒメマス釣り解禁期間は大いににぎわう。「神湖祭」の花火、「富士芝桜祭り」などのイベントも多く開催される。

身延山久遠寺を観光したついでに行ってみよう。

身延山久遠寺の近くにあるおすすめの宿

身延山久遠寺を観光するなら、身延山久遠寺から車で10分の「下部ホテル」が便利。

下部ホテル

出典：travel.rakuten.co.jp

「自然のままに心のままに」がコンセプト。下部温泉駅から徒歩1分に建つ高級旅館。室内から見える１万坪の庭園の絶景を楽しむことができる。温泉も魅力で七つの露天風呂を含む大浴場「十二の湯舟」を楽しむことができる。居心地のいいラウンジやマッサージがあるからホテルで大人の時間を過ごすことができる。