養老天命反転地

フォトジェニックなモダンアートの体験型テーマパーク

約18,000㎡の敷地に、荒川修作とマドリン・ギンズ両氏の作品を配したテーマパークである。遠近感や平衡感覚を混乱させる仕掛けが施され、園内を巡ることで作品を体感。テーマパーク全体がモダンアートといえる。『極限で似るものの家』などユニークな作品を鑑賞しよう。園内は起伏に富む。歩きやすい靴がおすすめだ。

養老天命反転地の見どころ

見どころ1：極限で似るものの家

内部は迷路のように入り組み、天井や壁などの上下左右が完全に無視されている。錯覚を楽しむメインパビリオンだ。建物の屋根は岐阜県の形をしている。

見どころ2：養老天命反転地記念館

24色で塗られた外壁が印象的な建物に、デッサンやCGなどの作品を展示する。自然光が差し込む館内も色彩にあふれ、不思議な空間を生み出している。

見どころ3：宿命の家

一見して迷路のようだが、地面にソファやキッチンなどが埋まっている。家がモチーフの作品だ。パビリオン全体を俯瞰すると、岐阜県の形になっている。

見どころ4：楕円のフィールド

パビリオン9つを含む、日本列島がモチーフの屋外施設だ。丘や複雑に曲がりくねった回遊路、窪地など変化に富んだ地形が特徴。フォトスポットが多い。

見どころ5：精緻の棟

丘の上に立つ建物。内部の隙間から、これから巡る施設を見渡せる。急傾斜を利用して「真っ直ぐなのに、斜めに立っているような写真が撮れる」と人気。

養老天命反転地の人気の時期は？

グラフは「養老天命反転地」周辺の交通データやSNSでの言及回数を元に作成した、「養老天命反転地」の年間の人気度を分かりやすく見える化したものだ。

これを見ても分かるとおり、「養老天命反転地」は8月頃にピークとなり、夏に訪れることが多い観光スポットだと分かる。旅行計画の参考にしてみてほしい。

養老天命反転地の近くにあるスポット

養老天命反転地を観光したら、養老天命反転地から車で2分の場所にある「養老の滝」もついでに巡ってみよう。

養老の滝

養老公園内にある幅4m、落差32mの滝。「養老孝子伝説」の故事で知られる。巨岩の間を流れ落ちる水しぶき、季節ごとの眺めが美しい。葛飾北斎が描くなど、古くから文人墨客に愛されてきた。日本の滝百選、名水百選に選定されている。養老神社参拝や自然歩道の散策もあわせて楽しもう。お土産には養老サイダーが最適だ。

養老天命反転地を観光したついでに行ってみよう。

養老天命反転地の近くにあるおすすめの宿

養老天命反転地を観光するなら、養老天命反転地から車で2分の「養老温泉　滝元館　遊季の里」が便利。

養老温泉　滝元館　遊季の里

出典：ikyu.com

養老のゆたかな自然に抱かれた山あいに建つ高級旅館。室内から見える濃尾平野の絶景を満喫できる。温泉も魅力で田園風景や満天の星を眺められる露天風呂を楽しむことができる。売店やマッサージなどの便利な設備も整っている。