タウシュベツ川橋梁

廃墟と大自然のコントラストが美しい幻の橋

元国鉄士幌線として帯広まで石炭の輸送に使われていた橋。1987年に廃線となってからは退廃が進み誰も見向きもしなくなった。
しかし、その退廃ぶりと周囲の美しい大自然とのコントラストは人類の終末期を感じさせると話題になる。それ以降、時期や水位によって大きく変わる幻想的な雰囲気は多くの人の心をとらえ、今では北海道を代表する新スポットとなった。
例年、雪解け水が流れ込む春先から川の水位が上がり夏から秋頃には完全に水没することもある。見れるかどうか分からないという幻の橋なのである。

タウシュベツ川橋梁の春夏秋冬の魅力

春のタウシュベツ川橋梁

ゴールデンウィークのあたりはタウシュベツ川橋梁がその全貌を現わす貴重な時期。水位も年間で一番低い時期となる。晴れていれば水面にタウシュベツ川橋梁が反射して神秘の絶景を見ることができる。この時期がベストシーズン。

夏のタウシュベツ川橋梁

夏は一年で最も人気のある季節で観光客が多く集まる時期だ。7月頃には「タウシュベツ川橋梁」のトップシーズンを迎える。

水位が上がってくる夏は見れることもあれば見れないこともある。見ることができれば新緑が美しい自然と退廃したタウシュベツ川橋梁のコントラストが見れる。

秋のタウシュベツ川橋梁

水位が高くなる時期なので完全に水没してしまうこともある。この時期は周囲の紅葉を一緒に楽しむことができる。

冬のタウシュベツ川橋梁

冬は水面が完全に凍結し、雪で覆われた幻想的な雰囲気になる。月明かりに照らされた雪のタウシュベツ川橋梁は神秘的な雰囲気。

タウシュベツ川橋梁の人気の時期は？

グラフは「タウシュベツ川橋梁」周辺の交通データやSNSでの言及回数を元に作成した、「タウシュベツ川橋梁」の年間の人気度を分かりやすく見える化したものだ。

「タウシュベツ川橋梁」のトップシーズンは夏で、その中でも7月は一年で最も人気のある時期となる。逆に閑散期は1月になり一年で最も観光客の少ない時期になる。

タウシュベツ川橋梁の近くにあるスポット

タウシュベツ川橋梁を観光したら、タウシュベツ川橋梁から車で59分の場所にある「層雲峡」もついでに巡ってみよう。

層雲峡

層雲峡は大雪山国立公園にある巨大な渓谷で、石狩川を挟んで約24kmの断崖絶壁が続いている。アイヌ民族が「カムインミンタラ」＝「神々の遊ぶ庭」と称したほど美しい景色と雄大な自然が見られる場所。

春夏秋冬いつ来てもそれぞれに違った美しさがあり、四季折々の風景が楽しめる。日本の美しい滝の上位に位置するであろう流星の滝と銀河の滝は層雲峡を代表する名所。

冬の氷瀑まつりは美しくライトアップされた雪の造形物を楽しむイベントで、フォトジェニックな光景がSNSでも人気となっている。層雲峡温泉は北海道屈指の温泉街。

タウシュベツ川橋梁を観光したついでに行ってみよう。

タウシュベツ川橋梁の近くにあるおすすめの宿

タウシュベツ川橋梁を観光するなら、タウシュベツ川橋梁から車で89分の「星野リゾート　リゾナーレトマム」が便利。

星野リゾート　リゾナーレトマム

出典：travel.rakuten.co.jp

「星野リゾート　トマム」の高級タワー棟。全室100平米以上のスイートルーム仕様となっており、全客室にジャグジーとサウナが付いてくる。広大な敷地の中にはプールやスパが点在しており長期滞在でもじっくり楽しむことができるのも特徴。レストランは20種類以上あるからその日の気分によって選べる。イタリア料理レストラン「OTTO SETTE TOMAMU（オットセッテ トマム）」は独創的な美しいコース料理が評判だ。