神の子池

摩周湖の神が作り出した神秘のエメラルドブルー

摩周湖の地下水が湧き出ている山の奥にある池。アイヌ語で神の湖を意味するカムイトーの伏流水からできているという言い伝えから「神の子」池と呼ばれるようになった。

周囲の緑や空の色が反射してできる美しいエメラルドブルーは実に神秘的。

水温が年間を通して低いことから、倒木が青い水の中に腐らずに化石のように残っている。倒木の隙間を赤い斑点を持つオショロコマという魚が泳ぐ姿は異世界を感じさせる。

神の子池の春夏秋冬の魅力

春の神の子池

雪解け水が流れ込む春の時期は水が澄んでおり綺麗な水面と新緑のコントラストが美しい。

夏の神の子池

夏は一年で最も人気のある季節で観光客が多く集まる時期だ。8月頃には「神の子池」のトップシーズンを迎える。

緑が豊かで池が綺麗なコバルトブルーになる夏の時期がベストシーズン。周囲の森も一緒にハイキングするのが楽しい。

秋の神の子池

深い藍色になる秋の時期は夏とは違った重厚で神秘的な雰囲気。周囲の森の中で色づく紅葉も実に綺麗。

神の子池の人気の時期は？

グラフは「神の子池」周辺の交通データやSNSでの言及回数を元に作成した、「神の子池」の年間の人気度を分かりやすく見える化したものだ。

「神の子池」のトップシーズンは夏で、その中でも8月は一年で最も人気のある時期となる。逆に閑散期は1月になり一年で最も観光客の少ない時期になる。

神の子池の近くにあるスポット

神の子池を観光したら、神の子池から車で10分の場所にある「摩周湖」もついでに巡ってみよう。

摩周湖

アイヌ民族が神の池と呼んだ摩周湖は日本一の透明度を誇る湖。

火山の噴火によって作られたくぼみに水が溜まってできたカルデラ湖であることから、外部から有機物が流れ込むことがなく、圧倒的な透明度を維持することができている。

天気の良い日には湖面に周囲の山々や空が写し出される絶景を望むことができる。どこまでも深い青色は吸い込まれそうなほど神秘的な魅力に包まれ、大自然が作り出した奇跡的な絶景だ。

神の子池を観光したついでに行ってみよう。

神の子池の近くにあるおすすめの宿

神の子池を観光するなら、神の子池から車で65分の「あかん鶴雅別荘　鄙の座」が便利。

あかん鶴雅別荘　鄙の座

出典：jalan.net

阿寒湖温泉街に建つ高級旅館。天然温泉が魅力で阿寒湖畔を望む「7階 石室の湯 金の弓」と全25室全てに趣きの異なる客室露天風呂を楽しむことができる。阿寒湖を眼下に収める眺望の良さも魅力だ。夕食は料理茶屋「ひな」にて和会席を楽しめる。エステサロンやマッサージがあるからホテルで過ごす時間も大切にしたい女性の旅行にも選ばれている。