江戸時代からの主要建物が残る唯一の代官所・郡代所
1692年に江戸幕府が飛騨国を直轄領として管理するため設置した、代官所・飛騨郡代役所である。元々は飛騨高山藩主・金森氏の下屋敷だった。幕末には代官・郡代所が全国に60カ所余りあったが、主要建物が現在も残っているのは高山陣屋のみ。国の史跡だ。建物内部も公開され、江戸時代の建築様式や御白洲を見学できる。
高山陣屋の見どころ
見どころ1:御白洲
陣屋内に2カ所設けられている。訴えを受け付ける窓口、現在の法廷にあたる役割を果たしていたという。御白州の名は、敷かれている白い砂利にちなむ。
見どころ2:表門
1832年に改築された門が現存する。重厚な造りに風格が漂う、陣屋の表玄関だ。右手には門番所が立つ。竹を使ったすす払いは、年末の風物詩である。
見どころ3:大広間
3部屋続き49畳、書院造の大広間だ。1816年に改築、現在に至る。最奥の部屋は御座之間と呼ばれ、代官が座した。縁側から望む庭園も素晴らしい。
見どころ4:御居間
代官・郡代と、その家族が暮らしていた部屋である。「嵐山の間」とも呼ばれる。床の間や違い棚があり、奥には茶室を併設。当時の生活がしのばれる。
見どころ5:陣屋朝市
江戸時代の桑市に端を発する朝市。1922年から表門前で開催している。地野菜に餅、飛騨りんご、飛騨漬物などが並ぶ。年中無休で観光客にも人気だ。
高山陣屋の人気の時期は?
グラフは「高山陣屋」周辺の交通データやSNSでの言及回数を元に作成した、「高山陣屋」の年間の人気度を分かりやすく見える化したものだ。
これを見ても分かるとおり、「高山陣屋」は8月頃にピークとなり、夏に訪れることが多い観光スポットだと分かる。旅行計画の参考にしてみてほしい。
高山陣屋の近くにあるスポット
高山陣屋を観光したら、高山陣屋から歩いて2分の場所にある「中橋」もついでに巡ってみよう。
中橋
宮川に架かる朱色の橋。現在ある橋は1925年に架けられ、1965年に改修された。飛騨高山の古い町並みに調和し、美しい風景を生み出している。定番の記念撮影スポットだ。川岸の柳や桜にも風情が感じられる。最大の見どころは、毎年4月と10月に開催される高山祭である。豪華絢爛な屋台が中橋を渡る眺めを楽しもう。
高山陣屋を観光したついでに行ってみよう。
高山陣屋の近くにあるおすすめの宿
高山陣屋を観光するなら、高山陣屋から歩いて1分の「飛騨高山 本陣平野屋 花兆庵」が便利。
飛騨高山 本陣平野屋 花兆庵
「飛騨高山の古い街並みに佇む、大人の上質な寛ぎ空間」がコンセプト。人気の高山陣屋や朝市からすぐに建つ高級旅館。料理重視の旅行者に選ばれており、季節の会席料理を楽しむことができる。旅行ならではの非日常感のある食事だ。温泉も魅力で開放感のある大きなガラス窓を配した広い湯殿で飛騨高山温泉を楽しむことができる。エステサロンやマッサージがあるからホテルで過ごす時間も大切にしたい女性の旅行でも泊まりたい宿だ。
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高山陣屋のアクセス
高山陣屋の詳細情報
- 名称
- 高山陣屋
- 住所
- 岐阜県高山市八軒町1丁目5番地
- 営業・開催期間
- 休業:12月29・31・1月1日
- 営業時間
- ◆3月~10月 8:45~17:00◆11月~2月 8:45~16:30
※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、営業時間が一時的に変更となっている場合があります。最新情報は公式HPや公式SNSなどで直接ご確認ください。
- 入場料
- 大人:430円 ※高校生以下無料
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