京都御所

皇居として500年以上使われた歴史的建造物と庭園

南北朝時代の1331年から1869年の明治維新まで、500年以上も皇居として使用された。現在は一部を除き、通年公開している。京都市内の中心部に位置し、敷地は約11ha。隅々まで整備された庭園と重厚な建造物が素晴らしい。2月中旬から咲く梅、3月中旬の糸桜、11月中旬に始まるイチョウの紅葉も見どころだ。

建礼門

計6カ所ある門のうち、京都御所の正門にあたる。天皇陛下と国賓が訪れた際だけに開く、格式高い門だ。京都御所の南面に位置し、外観の見学が可能。

諸大夫の間

参内者の控室として使われていた。各部屋の襖絵にちなみ、虎の間・鶴の間・桜の間と呼ばれる3室で構成されている。特に虎の間の襖絵は必見である。

紫宸殿　

即位礼といった重要な儀式をおこなう、京都御所内でもっとも格式が高い正殿。正面向かって左に「右近の立花」、右に「左近の桜」が植えられている。

御池庭

小堀遠州が作庭に関わったと伝わる、池泉回遊式庭園だ。池に架かる欅橋（けやきばし）、美しく配された飛び石、見事に剪定された松を眺めて回ろう。

御常御殿

室町時代以降、天皇が日常生活を営んだ御殿。現在の建物は1855年に再建されたものだ。内部には15の部屋があり、春の庭先には紅白の梅が咲く。

京都御所の人気の時期は？

京都御所の近くにあるスポット

京都御所を観光したら、京都御所から歩いて13分の場所にある「晴明神社」もついでに巡ってみよう。

晴明神社

1007年に創建された神社。平安時代中期の天文学者であり、陰陽師の祖として名高い安倍晴明を祀る。境内は晴明の屋敷跡だ。ご利益は厄除けや魔除け、病気平癒など。御神木や井戸といった境内のパワースポットを巡ろう。秋分の日とその前日に開催する「晴明祭」では提灯行列や神輿御渡、湯立神楽の奉納がおこなわれる。

京都御所を観光したついでに行ってみよう。

京都御所の近くにあるおすすめの宿

京都御所を観光するなら、京都御所から歩いて7分の「京都ブライトンホテル」が便利。

京都ブライトンホテル

出典：ikyu.com

京都御所の西側、閑静な住宅街というロケーションの良さが特長のラグジュアリーなシティホテル。夕食は京懐石や鉄板焼き、中国料理から選べる。ゆっくりできるラウンジやバーがあるからホテルで過ごす時間を充実させることができるだろう。