南禅寺

日本でもっとも格式高い禅寺

臨済宗南禅寺派の総本山であり、日本の禅寺のなかでもっとも格式高い寺院だ。亀山法皇により、1291年に創建された。境内には国宝の方丈をはじめ、重要文化財の三門や勅使門といった歴史的建造物を有する。風情あふれる庭園、近代日本の歩みを示す水路閣も見どころ。桜や紅葉など、季節ごとの眺めも楽しみに訪れよう。

三門

別名「天下竜門」と呼ばれる、高さ22mの巨大な門である。現在の門は藤堂高虎が1628年に再建したもの。上層に釈迦如来や十六羅漢像を安置する。

南禅院

亀山法皇が離宮を寄進して寺院に改めた、南禅寺発祥の地。本尊は亀山法皇像である。京都三名勝史跡庭園のひとつに数えられる庭は、趣深い景観である。

方丈

1500年代後半に建てられた旧御所を、1611年に移築。内部に桃山時代前期の狩野派による障壁画を多く有し、欄間の彫刻は左甚五郎作といわれる。

紅葉

秋は紅葉が素晴らしい。広い境内を紅葉が鮮やかに彩っており異次元の世界に包まれたような感覚になる。夜のライトアップもおすすめ。11月中旬から12月下旬が紅葉狩りシーズン。

水路閣

琵琶湖から京都市内へ水を引くため、1888年に築かれたレンガ造のアーチ橋だ。レトロな外観が境内に溶け込み、人気のフォトスポットになっている。

南禅寺の人気の時期は？

南禅寺の近くにあるスポット

南禅寺を観光したら、南禅寺から歩いて9分の場所にある「京都市動物園」もついでに巡ってみよう。

京都市動物園

1903年に開園した、日本で2番目に古い動物園である。「アフリカの草原」「京都の森」といった6つのエリアで、約120種・550頭を飼育している。4頭のゴリラ一家が暮らす、「ゴリラのおうち」が人気だ。図書館カフェ、レストラン、ショップは入園しなくても利用できる。年間を通じて開催されるイベントも魅力。

南禅寺を観光したついでに行ってみよう。

南禅寺の近くにあるおすすめの宿

南禅寺を観光するなら、南禅寺から歩いて8分の「ウェスティン都ホテル京都」が便利。

ウェスティン都ホテル京都

出典：jalan.net

「上質の極みへ雅なひとときを」がコンセプト。古都東山を一望できる高台に建つラグジュアリーなシティホテル。料理の味に定評があり、「京の都」をテーマにしたビュッフェやドミニク・ブシェが監修するフレンチを楽しむことができる。天然温泉「京都けあげ温泉」を満喫できるのも魅力。朝食は京都のグルメや食材を活かしたビュッフェを楽しめる。ラウンジやバーがあるからホテルで大人の時間を過ごすことができる。