長崎県で人気のカレーライスおすすめランキングBEST15

美味しいカレーライスの選び方

1.系統や味の違いで選ぶ

カレーライスはバリエーションが多くて多種多様ではるが、大きく分けると欧風カレー、スパイスカレー、スープカレー、インドカレー、スリランカカレーの5つに分けることができる。味わいの違いを知ることができれば、今の気分や自分の味覚に合ったカレーを発見するヒントになるだろう。

欧風カレー

欧風カレーは日本では最もよく知られている基本的なカレーだ。発祥は東京のボンディというお店で、欧州で修行した創業者の村田紘一氏が日本で自分のカレー店をオープンしたときに、フレンチで使うブラウンソースで作ったカレーを欧風カレーとしてメニューに出したことが最初とされている。

日本人の多くが子供の頃から最も食べる機会が多いカレーもほとんどが欧風カレーなので、味わいはあえて説明の必要はないかもしれないが、ほんのりと甘味があってとろっとしたコクもあり、スパイスも辛すぎないので日本人の味覚に合う食べやすいカレーだ。

本格的な欧風カレーのお店では、香味野菜や肉、ハーブ、フルーツなどをじっくり煮込んで作るフォンドボーに小麦粉とバターを炒めて作ったブラウンソースを混ぜて作るので、濃厚で奥深いコクのある上品なカレーを味わうことができる。

スパイスカレー

ここ最近の新しい流行となっているのがスパイスカレー。インドやスリランカのスパイシーなカレーを基本として、新しい発想でオリジナリティあふれるカレーを作ったものをカレー好きの間でスパイスカレーと呼んでいる。

明確な定義はないが、欧風カレーのようにブラウンソースを使わないことや、スパイスの主張が強めでカレーソースよりもスパイスそのものの香りやトッピングの味わいを楽しむことに主眼をおいているという共通点がある。

クリエーターやアーティストが経営していることも多く、スパイスカレーを作ることは自身の創作活動の一環だと話す人も多い。それだけ自由度が高く、お店によって全く異なる味と外見はオリジナリティに溢れており、何より個性的なカレーが多いのも特徴的だ。日替わり月替わりでメニューが変わることも珍しくなく、色々な味を食べることができるのもスパイスカレーならではの楽しみ方だろう。

スープカレー

スープカレーとはスープのようにシャビシャビのカレーのことだ。北海道の札幌が起源とされており、1990年代後半に札幌で多くの専門店が登場したことをきっかけに全国に広がった。

大ぶりの具材が特徴で、シチューのように野菜やお肉がゴロゴロと入っていることが多い。スープ自体はスパイス感以上に肉や香味野菜を煮込んで作られた出し汁がしっかりと効いているのが特徴。ご飯をスプーンですくってスープに浸して食べるのもスープカレーならではの食べ方だ。

コッテリしすぎずサラッとしていて野菜もたくさん入っているので女性に人気があるのも特徴。実際にスープカレーのお店では男性客よりも女性客のほうが多いということも珍しくない。

インドカレー

インドカレーとはインドで食べられているスパイシーなカレーのことをいう。小麦粉やバターを使わずに、肉や野菜、豆、香草をスパイスで炒めたようなシンプルなものが多い。

日本でよく食べられているのは北インドカレーで、バターチキンやマトンコルマ、サグチキン、パラクパニールなどに代表されるように生クリームやナッツのペーストでコクを出した濃厚なカレーが一般的だ。

最近では南インドカレーも人気が出ているが、南インドカレーは油分少なめでヘルシーでさらさらとしたカレーが多くご飯で食べるのが一般的で、ミールスと呼ばれるカレーやおかずをご飯に混ぜながら食べるスタイルの食事が定番だ。

このページは欧風カレーやスパイスカレーの紹介が中心なので、長崎県で人気のインドカレーを探しているという方はこちらを参考にしてほしい。

»長崎県で人気のインドカレーおすすめランキングBEST15

スリランカカレー

スリランカカレーは魚介や豆、野菜を材料によく用いる。出し汁としてモルディブ・フィッシュというマグロの鰹節を使うので、魚の旨味が効いていて日本人には馴染みやすい味だ。

野菜やココナッツミルクがたくさん入っているので自然な甘味で食べやすい。ライス・アンド・カレーと呼ばれるご飯におかずを乗せて食べる食事方式が一般的。

2.お店の業態で選ぶ

カレー専門店だけでなく、カフェや珈琲店、バー、洋食店、間借り、移動販売などでも美味しいカレーを食べることができる。

カフェのカレーはスパイス感は控えめで万人受けするような味付けでマイルドで食べやすいことが多い。ゆったりとしているので友人とおしゃべりしながら食べたいときにはカフェのカレーがおすすめだ。

バーが提供するカレーも侮れない。食事メニューの一つとして出していたものが人気になってカレーが主役にのお店になっていったなんてことも実は多い。バーなので夜にお酒と一緒にカレーやスパイス料理を楽しむなんてこともできる。

洋食店のカレーはビーフシチューのような深いコクのある欧風カレーが多い。欧風カレーはビーフシチューとレシピや材料が似ているため、ビーフシチューと一緒にカレーも作っていることが多いからだ。

カレーは最小限の調理スペースでも作ることができるので、居酒屋やバーなどのように日中は使ってないようなお店を間借りしてお店を営むこともできる。最近は間借りのカレー店が非常に増えており、今では何店舗も出しているような人気店も間借りから始まったということは珍しくない。今までにないような新しい味を求めるならば間借りのカレー店はおすすめだ。

3.辛さを調節できるお店を選ぶ

カレーライスを食べる上で辛さを選べるかどうかは大事なポイントの一つだ。質の高い食材を贅沢に使ってプロの料理人が美味しいカレーを調理しても辛すぎたらそれを美味しいと感じなくなる。美味しさよりも辛さがまさって何も感じないだろう。

私自身も幾多のカレーライスの店で本格的な辛さのインドカレーを食べ歩いているので辛さには慣れている方だが、それでも辛すぎるカレーは完食できないくらい辛いときもある。

辛さの好みも人それぞれで全く異なってくる。同じ辛さのものを食べても人によって感じ方が全く異なるのはごくごく自然のことだ。だからこそ、辛さを選べるお店というのは寛容だと思う。カレー自体は美味しいにも関わらず辛すぎて何も感じないなんて悲しいことにはならない。

辛さを選べること、特に日本人でも食べれるレベルの辛さを用意してくれているインド料理屋を選ぶのが良いと思う。そして、最初に訪れるお店ではいつもより辛さを控えめで注文しよう。辛さが足りなければ後から辛くしてもらえるからだ。