岡山県で人気のラーメンおすすめランキングBEST15

美味しいラーメンの選び方

1.スープの味で選ぶ

ラーメンの味を決めるポイントであるスープ。その味はしょうゆ、塩、みそ、とんこつ、鶏白湯など幅広い種類があるが、その作り方はラーメン屋によって多種多様だ。ラーメンのスープの作り方はかえしやタレと呼ばれる濃縮したスープのベースを割って作っている。そのかえしとだし汁の組み合わせは無限大で、ラーメン屋の数だけ組み合わせがあると考えていい。

美味しいラーメンのスープは時間がかけられていることがほとんどだ。最低でも前日から、店によっては数日前から仕込むなど、とにかく時間をかけて具材をじっくりと煮込む。煮込む具材は、豚の骨や鳥の骨のような動物系から、煮干しやアゴ、鯖節、鰹節などの魚介系、葉物や根菜などの野菜系などがある。

ラーメン屋によっては市販のラーメンスープをお湯で溶いてるだけということも多いのだが、やはり時間をかけて作った手作りのスープとは明らかに違う。オープンスタイルででかい寸胴鍋を使って具材を煮込んでいるラーメン屋はおそらく手作りで、きっと美味しいスープを出してくれる。選ぶならこういうラーメン屋を選びたいところだ。

豚骨ラーメン

豚骨ラーメンのスープは豚のあばら骨やゲンコツなどを時間をかけて強火で煮込んで作られる。骨や骨髄から出た油分と水分が溶け合うことで白く濁ったスープになり、とろっとして濃厚な味わいになるのが特徴。福岡県久留米市が発祥の地と言われ、博多ラーメンや久留米ラーメンに代表されるように主に九州でよく食べられている。

豚骨スープは豚骨ラーメンだけではなく出し汁やベースとしてもよく使われており、醤油や味噌のタレと合わせたり、鶏ガラや魚介とダブルスープにして使われることも多い。

醤油ラーメン

日本人が最も馴染みが深くて長く食べられているのが醤油ラーメン。中華そばや支那そばと呼ばれるラーメンも基本的には醤油ラーメンのことを指す。醤油の種類やベースとなるスープによって味は様々な方向へと変化し、あらゆる系統のラーメンに派生している。

醤油ラーメン初期は鶏ガラや豚骨の出し汁が基本とされることが多かったが、最近はあごやイワシの煮干し、蛤やしじみなどの貝類などを使う店も多い。比較的あっさりとして食べやすいラーメンが多く、コクと食べやすさが両立されたバランスの良い味と言える。

魚介系ラーメン（煮干し、海老、貝類、魚など）

魚介系ラーメンは出し汁に煮干しや貝類、えび、魚のアラなどを使ったラーメンのこと。海沿いの地域では昔からよく食べられてきた出し汁だ。日本人に馴染みの深い出し汁であるため、懐かしさと優しさを感じさせる心がホッとする味わいが特徴。

最近特に増えているのは煮干しをメインに使った煮干しラーメン、いわゆるニボラーだ。煮干しの苦味やえぐみを抑えながらコクを強調した濃厚系は一大ブームとなった。最近ではあっさりとしたものや動物系と合わせたものなど様々な方向へと進化している。

塩ラーメン

塩ラーメンはシンプルな塩の味つけのスープを使ったラーメンのこと。余計なものが入っていないので、出し汁自体の味をストレートに楽しむことができるのが特徴だ。コッテリしたスープよりアッサリしたスープの方が好みという人に向いている。

よくも悪くも出し汁の味がストレートに出るので、ごまかしの効かない味付けと言える。美味しい塩ラーメンの店というのは時間をかけて出し汁を作っており最高に美味しいことが多い。

味噌ラーメン

味噌ラーメンは、出し汁のかえし（タレ）に味噌を使用した日本独自のラーメンのこと。味噌は伝統的な日本食の調味料でありながら醤油ラーメンが一般的だった頃のラーメンの味付けに使われることはなかったが、スイスの食品メーカーの社長の一言から味噌ラーメンが開発され1960年代から北海道の札幌を起点に徐々に広まっていった。

札幌の味噌ラーメンは全国的にもレベルが高く、東京を始めとする味噌ラーメンの人気店の店主は札幌の有名店出身という人は多い。

味噌スープには味噌本来の味を生かすこともあれば、焼いたり燻製にすることもあり味わいは実に多彩だ。味噌本来の濃厚なコクと出し汁の旨みが合わさって実にコク深いスープになるのが味噌ラーメン最大の魅力と言える。

鶏白湯・鶏清湯ラーメン

鶏白湯（とりぱいたん）のスープは丸鶏や鶏ガラなどを時間をかけて強火で煮込んで作られる。骨や骨髄から出た油分と水分が溶け合うことで白く濁ったスープになり、とろっとして濃厚な味わいになる。鶏のうまみが前面に出て上品な旨みとマイルドな味が特徴だ。

豚骨よりも健康的なイメージがあるため、近年ではラーメンの新しいジャンルとしてすっかり定着した。最近ではエスプーマで泡立ててよりマイルドで口当たりの良いスープにする店も増えている。

鶏清湯（とりちんたん）のスープは丸鶏や鶏ガラを弱火でじっくりと煮込むことで作られる。強火で煮込む鶏白湯とは異なり、弱火で煮込むことで油分がスープに溶け込まずにあっさりとした淡麗のスープができあがる。シンプルに鶏のうま味を味わいたいときに良い。

2.スープに合う麺があるか

麺はおいしいラーメンを作る大事なポイントである。どれだけ美味しいスープでも麺がスープに合っていなければ美味しいとは感じない。例えば、細麺は淡い薄目のスープと相性がよく、太麺は脂多めのコッテリ系スープと相性がいい。厳密には細麺と太麺だけでなく、「極細麺」「平打ち麺」「極太麺」などがある。形も「丸型」「四角型」「ちぢれ麺」「ストレート麺」など様々ある。

麺は硬さも大事で、同じ太さの麺でも麺を打つときの水分量（加水率）によって歯触りや喉越しが違ってくる。水分の割合を高くするとしっかりした硬さになり、水分の割合を下げると伸びやすい柔らかめになる。麺を作るときだけでなく、茹で加減を変えるだけでも硬さわ変わるので、麺の硬さはほんとに多種多様だ。

美味しいラーメンにはスープと最も相性がいい麺が置いてあるからそれを選ぶのが良い。いくつもの種類の麺を用意しているラーメン屋は優しさがあるが、私はそれにこだわりを感じない。「うちのラーメンはこの麺で食べてくれ」それこそがこだわりを強く感じることができる。1種類か2種類くらいで勝負しているラーメン屋を選びたい。

3.トッピングにこだわりがあるか

ラーメンの主役はスープと麺だが、美味しいラーメン屋には見るからに美味しそうなトッピングがついてくる。チャーシューやゆで卵、ねぎ、おろしニンニク、辛子高菜、コーン、バターなどは定番ではあるが、それぞれの味は店によって異なる。チャーシューにしても豚バラ肉もあればロース肉もある。柔らかくじっくり煮込まれたものがあれば、レアなしっかりしたチャーシューもある。

トッピングに並々ならぬ執念を燃やしているようなお店もあるほどトッピングにはラーメン屋のこだわりが詰まっている。トッピングにも手を抜いていないかどうか。それは美味しいラーメンには欠かせない要素だと私は思うのだ。それだけラーメンにはトッピングのクオリティは大事で、美味しいラーメンには必須のものである。