山口県で人気のカレーライスおすすめランキングBEST12

美味しいカレーライスの選び方

1.系統や味の違いで選ぶ

カレーライスはお店によって全然味わいが異なってくるが、大きく分けると欧風カレー、スパイスカレー、スープカレー、インドカレー、スリランカカレーの5つに分けることができる。それぞれの違いを改めて知ることで、自分好みのカレーを見つける手がかりになるはずだ。

欧風カレー

欧風カレーは日本では一番スタンダードなカレーだ。発祥は東京のボンディというお店で、フランスのレストランで修行した創業者が日本でカレー店を開くときに、そこで学んだデミグラスソースで作ったカレーを欧風カレーとしてメニューに出したことが最初とされている。

日本人が昔から家や給食、レストランで食べてきたカレーもほとんどが欧風カレーなので、味わいはあえて説明の必要はないかもしれないが、濃厚なコクととろみがあり、スパイスも強すぎないので日本人の味覚に合う食べやすいカレーだ。

本格的な欧風カレーのお店では、肉や野菜、フルーツ、香草、ハーブなどを煮込んで作るフォンドボーに小麦粉とバターを炒めて作ったブラウンソースを混ぜて作るので、濃厚で香り高いビーフシチューのようなカレーを味わうことができる。

スパイスカレー

近年、新しいジャンルとして確立されつつあるのがスパイスカレー。インドやスリランカのスパイシーなカレーを基本として、自由な発想でオリジナルのカレーを作り出したものをカレー好きの間でスパイスカレーと呼んでいる。

明確な定義はないが、小麦粉や油、クリームなどを使わないことや、スパイスの主張が強めでカレーのソースよりもスパイス自体の香りやトッピングの具材の美味しさを楽しむことに主眼をおいているという共通点がある。

クリエーターやアーティストが経営していることも多く、スパイスカレーは創作活動の一環で作っているという店主も多い。それだけ自由度が高く、お店によって見た目や味わいが違うオリジナリティあふれるカレーが多いのも特徴的だ。日替わり月替わりでメニューが変わることも珍しくなく、行くたびに新しい味わいに出会うことができるのもスパイスカレーならではの楽しみ方だろう。

スープカレー

スープカレーとはサラサラとしたスープのようなカレーのことだ。北海道の札幌が起源とされており、1990年代後半から増えてきた専門店が2000年代から一気にブレイクしたことをきっかけに全国に広がった。

大ぶりの具材が特徴で、鶏肉や牛肉などの肉類のほか、野菜も大きめにカットされていることが多い。スープ自体はスパイス感以上にじっくりと時間をかけて煮込んだ肉や野菜の旨みがしっかりと効いているのが特徴。スプーンですくったご飯をスープにくぐらせて食べるのもスープカレーならではの食べ方だ。

野菜多めで油少なめなので女性に人気があるのも特徴。実際にスープカレーのお店では女性客が男性客よりも多いということも珍しくない。

インドカレー

インドカレーとはインドで食べられているスパイシーなカレーのことをいう。欧風カレーのようにブラウンソースを使わずに、肉や野菜、豆、香草をスパイスで炒めたようなシンプルなものが多い。

日本でインドカレーといえば北インドカレーで、バターチキンやチキンコルマ、サグチキン、ダルマトンなどに代表されるようにナッツペーストや乳製品でコクを出した濃厚なカレーが一般的だ。

最近では南インドカレーも人気が出ているが、南インドカレーはご飯で食べるサラサラとしたカレーが一般的で、ミールスと呼ばれるワンプレートで食べる南インド式のカレーの定食のようなものが定番だ。

このページは欧風カレーやスパイスカレーの紹介が中心なので、山口県で人気のインドカレーを探しているという方はこちらを参考にしてほしい。

»山口県で人気のインドカレーおすすめランキングBEST12

スリランカカレー

スリランカカレーは魚介や豆、野菜を材料によく用いる。モルディブ・フィッシュというマグロで作るかつお節を使うので、魚の旨味が効いていて日本人には馴染みやすい味だ。

インドと比べると唐辛子の主張が強くなく、ココナッツミルクのおかげでマイルドな味わい。ライス・アンド・カレーと呼ばれるご飯とおかずを混ぜるスリランカ式の食事スタイルが一般的。

2.お店の業態で選ぶ

カレー専門店だけでなく、カフェやバー、昔ながらの洋食店、間借り営業などでも美味しいカレーを食べることができる。

カフェのカレーは強いスパイス感は抑えられており大人も子供も食べやすく作られていることが多い。ゆったりとしているのでカレーを食べつつ友人とゆっくり過ごしたいときにはにはカフェのカレーがおすすめだ。

バーが提供するカレーも侮れない。オーナーが常連向けに作っていたものが人気になって気付けばそれがメインになっていたなんてことも実は多い。バーなので夜にお酒と一緒にカレーやスパイス料理を楽しむなんてこともできる。

洋食店のカレーはビーフシチューのような深いコクのある欧風カレーが多い。欧風カレーはビーフシチューと同じような工程で作るため、ビーフシチューを作る傍らでカレーも作っていることが多いからだ。

カレーは少ないスペースでも作ることができるので、居酒屋やバーなどのように日中は空いているお店をランチタイム限定で間借りしてお店を営むこともできる。最近は間借りのカレー店が非常に増えており、知らない人はいない有名店も間借りが原点になっていることも多い。今までにないような新しい味を求めるならば間借りのカレー店はおすすめだ。

3.辛さを調節できるお店を選ぶ

カレーライスを食べる上で好みの辛さを選べるかどうかは意外と大事な要素だ。いくら最高の食材を集めて本物の料理人に美味しいカレーを作ってもらったとしても辛すぎたら舌が痛くなって、それを美味しいとは感じることはないだろう。

私自身も日々多くのカレー店で食事をしているということもあり辛さには慣れている方だが、それでも辛すぎるカレーはとてもじゃないが食べることができない。

美味しいと感じる辛さのレベルも人によって違ってくる。同じ辛さのものを食べても人によって感じ方が全く異なるのはごくごく自然のことだ。だからこそ、好みの辛さを選べるお店というのは貴重だと思う。楽しみにしていたのに辛すぎて何も感じないなんて悲しいことにはならない。

好みの辛さを選べること、特に日本人が好む中辛くらいのレベルの辛さを用意してくれている店を選ぶのが良いと思う。そして、最初に訪れるお店では辛さはやや控えめで注文しよう。辛くない分には後からでも辛さを足してもらうことができるからだ。