岩手県で人気のカレーライスおすすめランキングBEST6

美味しいカレーライスの選び方

1.系統や味の違いで選ぶ

カレーライスといってもお店によって味わいは全く異なるが、大きく分けると欧風カレー、スパイスカレー、スープカレー、インドカレー、スリランカカレーの5つに分けることができる。それぞれの味わいについて改めて理解を深めることで、好みのカレーを見つけやすくなるだろう。

欧風カレー

欧風カレーは日本では最も食されることの多いカレーだ。発祥は東京のボンディというお店で、ヨーロッパで修行したオーナーが日本でカレー店を始めるときに、そこで学んだ基本的なブラウンソースを使ったカレーを欧風カレーとしてメニューに出したことが最初とされている。

家庭で食べる市販のルーから作るカレーもほとんどが欧風カレーなので、味わいはあえて説明の必要はないかもしれないが、乳製品のコクがあって小麦粉で作ったとろみもあり、スパイスも主張しすぎないので日本人の味覚に合う食べやすいカレーだ。

本格的な欧風カレーのお店では、野菜や肉類をじっくり煮込むことで作られるフォンドボーに小麦粉とバターを炒めて作ったブラウンソースを混ぜて作るので、普通のカレーとは違う濃厚で奥深いカレーを味わうことができる。

スパイスカレー

ここ最近のカレー界のムーブメントとなっているのがスパイスカレー。インドやスリランカのスパイシーなカレーを基本として、スパイスのブレンドからカレーや盛り付けまでを創作したものをカレー好きの間でスパイスカレーと呼んでいる。

明確な定義はないが、小麦粉でとろみをつけないことや、スパイスの主張が強めでカレーソースよりもトッピングの具材やスパイスそのものの味わいを楽しむことに主眼をおいているという共通点がある。

クリエーターやアーティストが経営していることも多く、スパイスカレーは自己表現の一つであると語る店主も多い。それだけ自由度が高く、お店によって味わいや見た目は千差万別で個性的なカレーが多いのも特徴的だ。日替わり月替わりでメニューが変わることも珍しくなく、何度行っても飽きることがないというのもスパイスカレーならではの楽しみ方だろう。

スープカレー

スープカレーとは文字通りスープのようなサラサラとのカレーのことだ。北海道の札幌が起源とされており、2000年ごろから札幌でにわかにブームとなってきたことをきっかけに全国に広がった。

大ぶりの具材が特徴で、肉も野菜もごろごろと大きめにカットされていることが多い。スープ自体はスパイス感以上に肉や魚介系の具材の旨みがしっかりと効いているのが特徴。ご飯をスープに入れるかご飯をくぐらせて食べるのもスープカレーならではの食べ方だ。

野菜がたっぷりで油控えめなので女性に人気があるのも特徴。実際にスープカレーのお店ではほとんどのお客さんが女性であることも珍しくない。

インドカレー

インドカレーとはインドで食べられているスパイシーなカレーのことをいう。必要以上に油や添加物を使わずに、肉や野菜、豆、香草をスパイスで炒めたようなシンプルなものが多い。

日本人に人気があるのは北インドカレーで、バターチキンやダルチキン、マトンコルマ、パラクパニールなどに代表されるようにナッツのペーストや生クリームでコクを出した濃厚なカレーが一般的だ。

最近では南インドカレーも人気が出ているが、南インドカレーはあっさりした魚介や豆系、野菜系のカレーが多いで、ミールスと呼ばれる数種類のカレーをライスで食べる定食のような食事が定番だ。

このページは欧風カレーやスパイスカレーの紹介が中心なので、岩手県で人気のインドカレーを探しているという方はこちらを参考にしてほしい。

»岩手県で人気のインドカレーおすすめランキングBEST6

スリランカカレー

スリランカカレーは魚介や豆、野菜を材料によく用いる。出汁としてスリランカ式のかつお節のようなものを使うので、魚の旨味が効いていて日本人には馴染みやすい味だ。

スパイスは効いているがココナッツミルクが入っているので意外とマイルド。ライス・アンド・カレーと呼ばれるご飯の上にカレーやおかずを乗せて食するのが一般的。

2.お店の業態で選ぶ

カレー専門店だけでなく、カフェやダイニングバー、洋食店、間借り店舗などでも美味しいカレーを食べることができる。

カフェのカレーはクセの強いスパイスは控えめで日本人の味覚に合わせて調理されていることが多い。ゆったりとしているので友人とカレーを食べつつゆっくりおしゃべりしたいときにはカフェのカレーがおすすめだ。

バーが提供するカレーも侮れない。常連向けのメニューとして出していたものが人気化してランチタイム限定でカレーを出すなんてことも実は多い。バーなので夜にお酒と一緒にカレーやスパイス料理を楽しむなんてこともできる。

洋食店のカレーはビーフシチューのような深いコクのある欧風カレーが多い。欧風カレーは作り方がビーフシチューと共通する部分も多く、ビーフシチューを作りながらカレーも作っていることが多いからだ。

カレーは最小限のスペースで作ることができるので、居酒屋やバーなどのようにお昼は誰も使っていないような店舗を時間限定で間借りしてお店を営むこともできる。最近は間借りのカレー店が非常に増えており、ミシュランに載るような有名店も間借りからスタートしていることも多い。今までにないような新しい味を求めるならば間借りのカレー店はおすすめだ。

3.辛さを調節できるお店を選ぶ

カレーライスを食べる上で好きな辛さに調整ができるかどうかは必ずチェックしたいポイントだ。どれだけ良い食材を使って腕に覚えのある料理人が美味しいものを作ったとしても辛すぎたら味覚は麻痺して、それを美味しいと感じることは難しくなる。

私自身も通算300店舗以上のカレー店で辛いものを食べているので辛さには慣れている方だが、それでも辛すぎるカレーを食べるのは辛い時もある。

辛さへの耐性も人によって全然異なってくる。同じ辛さのものを食べても人によって感じ方が全く異なるのはごくごく自然のことだ。だからこそ、好きな辛さに調整ができるお店というのは優しさがあると思う。美味しいカレーなのに辛すぎて何も感じないなんて悲しいことにはならない。

好きな辛さに調整ができること、特に日本人の味覚に合わせた控えめな辛さを用意してくれているインドカレー店を選ぶのが良いと思う。そして、最初に訪れるお店ではまずはマイルドな辛さで注文しよう。辛いものを甘くすることはできないが、甘いものを辛くすることはできるからだ。